赤ちゃんを無事出産して、体が回復してきたのも束の間、以前との環境の変化に戸惑いなんだから夫婦関係がギクシャクしてきた、なんてことありませんか?
もしかしたら、産後クライシスかもしれません。
出産や子育てによって、良好だった夫婦関係が築けなくなってしまうことを言います。
人生を共に生きたいと思えるパートナーとの間に赤ちゃんを授かることができたのは、勿論この上なく幸せですが、パートナーとの関係も大切にしたいですよね。
モヤモヤしたまま子育てするのは、赤ちゃんにもよくないので早めに打破したい物もの。
今日からできる方法を紹介していきます。
どんな気持ちでいるか気持ちを共有し合う
急に環境が変わり、戸惑っているのは旦那さんも同じはず。
妊娠を経験しながら、ゆっくり母性を育てることができる女性と違い、特に男性は突然パパになるのできっと戸惑いは私たちよりも大きいですよね。
夫婦関係に大事なのが、気持ちを吐き出し、伝え合うということです。
なぜなら、人間、自分の気持ちを誰かに聞いてもらうことで救われる生きものです。
例えば、誰かに話を聞いてもらうだけでスッキリする経験ありませんか?
吐き出し合うことによるメリットもあります。
⭐️カタルシス効果⭐️
心の中に抱え込んだ悩み、本音を打ち明け、聞いてもらうことで、気持ちラクになる効果。寂しさ、辛さ、不安などのネガティブな感情を言語化して、外に出し手放すことで、心を癒す効果がある。
⭐️バディ効果⭐️
話をして聞いてもらうことで、相手との一体感や仲間意識が芽生える効果。一人でモヤモヤしている孤独感から開放され、一人じゃないという安心感を得られます。
⭐️アウェアネス効果⭐️
話を聞いてもらうことで、自分では気がつかなかったことに気がつける効果。伝えるという行為で頭の中が整理されるので、自己理解が深まります。
スキンシップをなるべく取る
スキンシップは夫婦によって様々ですが、ホルモンの影響で、もしかしたら夫に触れたくない、という人もいるかもしれません。
でも触れない状態を放置すると、夫婦関係としてマズイですよね。致命的になる前に、触れ合うことを続けていくことで、将来の夫婦関係の良し悪しが決まるといっても過言ではありません。
そこで、提案です。1日1回はハグをするのはどうでしょう?
ハグならご存知の通り欧米では挨拶代わりに誰とでもするものなので、スキンシップのハードルが低く、取り入れやすいのではないでしょうか。
また、ハグをすることで、嬉しいメリットもあります。
- 脳内にストレスを軽減される幸せホルモン「オキシトシン」が分泌され、心も体もリラックスできる。
- 「オキシトシン」の効果で幸福感や安心感が得られる。
- ストレスが緩和される。
子供の成長を共有し合い楽しむ
特に子供が小さいうちは、成長が凄まじく、毎日小さな変化に気がついたりしますよね。
こんなことが出来るようになった、もうすぐ立ちそう、などなど変化を共有し、喜び合えたら素敵ですよね。
子育てが辛いこと、大変なことを承知で言いますが、何事も楽しんだ者勝ちです。
私も今10ヶ月の赤ん坊を育てていますが、いまだに夜は寝てくれず毎晩1時間おきに夜泣きする日も珍しくありません。
それでも、一生は続かないと思うと、やっぱり今しかないこの時を楽しみたいと思います。
また、共有し合うことで一緒に子育てをしている感も感じられます。
どうしても、子育てはママに偏ってしまいがちですが、パパを子育てに巻き込んでいくためにも日頃から子供の成長をシェアすることは有効です。
二人で出かける
もしかしたら、物理的に無理という方もいるかもしれませんが、もし可能ならたまに数時間でも良いから二人だけで出かけるというのも大切です。
欧米では、子供が出来てもいつまでもカップルでいられるよう、子供をベビーシッターに預けて出かけたりするのが一般的です。
日本では、なかなか子供を預けてデートするなんてちょっとハードル高く感じるかもしれませんが、結婚記念日や何か特別な日くらい出かけるのも良いですよね。
私たち夫婦も義両親にお願いして夕飯を食べに行ったりしたことがありますが、リフレッシュにもなりますし、パートナーとの関係を良好にするためにも、今後も可能な限り続けていきたいと思っています。
一人時間をお互い確保するために協力し合う
家族と過ごす時間も賑やかで良いですが、やはり一人の時間が欲しいという方は多いのではないでしょうか。
子供が生まれると、自分の時間なんて皆無で、独りで過ごす時間なんて夢物語のように感じますが、心の健康のために確保したいところですよね。
それは、旦那さんも一緒かもしれません。
しかも、独り時間は、脳と身体を休めストレス解消になります。
毎日5分でもいいので、自分ひとりになることが出来る時間をつくると、ストレスが軽減されアルツハイマー病のリスクを減らすことが出来るそう。
そこで、お互い協力し合い、パートナーが独り時間を確保できるよう交換で子供の面倒を見るというのはいかがでしょうか。
パパが一人で面倒を見るのが大変なのであれば、短い時間、例えば30分からスタートするのも良いですね。
ポイントはお互いに独り時間を確保するということです。
どちらか一方だけ面倒を見て、もう一方は独りを満喫しているのでは、面倒を見ている方の不満がたまるので、続きません。
まとめ
人生を一緒に歩みたいと決めた大切なパートナー。お互い家族になると決めたのに、子育てによる環境の変化が原因で、お互いを大切にできなくなっては悲しいですよね。
タレントのスザンヌさんが離婚を発表した際に「私たちは夫婦にはなれたけど、家族にはなれなかった」と言っていました。
今なら、その意味が分かる気がして家族になることの大変さと、だからこその尊さを感じます。
家族になるって幸せなことだけど、きっと何かを諦めることもあるから、お互いの気持ちを大事にしながら、気を抜くところはゆっくり休んで、のんびり育んでいきたいものですね。